今回は、動物や人間に備わっている「闘争・逃走反応」についてお話します。
「闘争・逃走反応」って何か、ちょっと難しい言葉ですよね?簡単に言うと、危険な目にあった時に、戦うか逃げるか、どちらかの行動を咄嗟に決める反応のことなんです。
例えば、猫に追いかけられたネズミを想像してみてください。ネズミは 通常は 猫から逃げるけど、もし逃げ場がなくなったら、逆に猫に噛みつくこともあるんです。「窮鼠猫を噛む」ということわざがあるように、追い詰められた生き物は、必死に生き残ろうとして、普段はしないような行動をとるんですね。
これは人間も同じです。強いストレスを感じると、「闘争・逃走反応」が起こります。プレゼンで緊張してドキドキしたり、上司に怒られて言い返したくなったり、逆に何も言えなくなってしまったり…。
「逃げる」というと、ちょっと情けないイメージがあるかもしれません。でも、「逃げる」という選択をするのは、決してその人が弱いからではありません。生き残るための、大切な本能なんです。
実は、私たちの意識のほとんどは「潜在意識」と呼ばれるもので、普段は意識していない部分なんです。この潜在意識の中に、過去のつらい経験やトラウマがあると、「闘争・逃走反応」に大きく影響することがあります。
例えば、過去にいじめにあった経験があると、人前で話すのが怖くなったり、意見を言うのが難しくなったりすることがあります。これは、潜在意識が「過去の辛い経験を繰り返したくない」という気持ちから、「逃げる」という選択をさせているのかもしれません。
「潜在意識」を変えるには、バッチフラワーのような心のケアを取り入れたり、カウンセリングを受けたりするのも有効です。時間はかかるかもしれませんが、焦らず、ご自身のペースで向き合っていくことが大切です。
「闘争・逃走反応」は、決して恥ずべきものではありません。自分を守るための、大切な本能だということを覚えておいてくださいね。

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