CBDが心と体に効く:体の「鍵穴」にどう作用する?パート2

CBD関連

CBDのすごい働き!体の「司令塔」とどう関わるの?

私たちの体には、「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」という、体のバランスを保つための大切なシステムがあります。このECSは、痛みを感じにくくしたり、気分を落ち着かせたり、食欲を調整したりと、様々な役割を担っています。CBDは、このECSに直接働きかけるだけでなく、ECS以外の部分にも、まるで優秀な助っ人のように影響を与えることが分かってきています。

前回ESCに着目しましたが、今回は、特に「ECS以外の部分」に注目して、CBDの驚くべき働きを見ていきます。

1. 痛みを和らげる「TRPV1受容体」との関係

TRPV1(ティーアールピーブイワン)という受容体をご存知でしょうか?これは、「カプサイシン受容体」とも呼ばれていて、唐辛子の辛さを感じるのにも関係しています。このTRPV1は、私たちの体で痛みを伝える役割をしています。

CBDは、このTRPV1を「活性化(アゴニスト)」させる力があるんです。つまり、TRPV1に働きかけることで、痛みや炎症を和らげる効果が期待できると考えられています。例えば、慢性的な痛みや偏頭痛、神経の痛みなど、様々な痛みの緩和に役立つ可能性があると研究で示されています。

2. 気分を明るくする「セロトニン5-HT1A受容体」との関係

私たちは、気分が落ち込んだり、不安になったりすることがありますよね。これは、「セロトニン」という脳内物質のバランスが関係していることが多いです。5-HT1A(ファイブエイチティーワンエー)受容体は、このセロトニンの働きに関わる大切な受容体です。

CBDは、この5-HT1A受容体にも「活性化(アゴニスト)」させるように作用します。この働きによって、CBDは不安な気持ちを和らげたり、気分を安定させたりする効果が期待できると言われています。うつ病やパニック障害、ストレスによる不調の軽減にもつながる可能性があると、多くの研究で注目されているのです。

3. 炎症を抑える「GPR55」との関係

GPR55(ジーピーアールゴーゴー)という受容体は、私たちの体の中で痛みや炎症、そして骨の健康などに関わっていることが分かってきました。

CBDは、このGPR55の働きを「抑える(アンタゴニスト)」作用があります。この作用によって、CBDは骨が弱くなるのを防いだり、神経の炎症を和らげたり、けいれんを抑えたりする可能性が考えられています。炎症を引き起こす物質の量を減らす働きもあるため、体の中で起こる様々な炎症を落ち着かせる助けになると期待されています。

4. 体の調子を整える「PPARs」との関係

PPARs(ピーパーズ)という受容体は、私たちの体で痛み、神経の保護、炎症の抑制、体の代謝、さらにはがんや消化器、心臓の健康など、非常に幅広い役割を担っています。

CBDは、このPPARs、特にPPARγ(ピーパーガンマ)という種類の受容体を「活性化(アゴニスト)」させることが分かっています。この働きは、CBDが持つ様々な良い効果に大きく貢献していると考えられています。CBDが体のあちこちに良い影響を与えるのは、このPPARsとの関わりも大きいと言えるでしょう。

その他の大切な仲間たち

ご紹介した受容体以外にも、CBDは様々な受容体に働きかけることが分かっています。例えば、気分や睡眠に関わるセロトニン受容体の一部、がんや免疫に関わるTRPV2(ティーアールピーブイツー)受容体、免疫や糖尿病に関わるGPR18(ジーピーアールイチハチ)やGPR119(ジーピーアールイチイチキュウ)などです。

このように、CBDは私たちの体の中にある様々な「司令塔」のような受容体と協力し合い、体のバランスを整えようと働きかけているのです。

CBDが「体の調子を整える酵素」にもアプローチ!

さらに、CBDのすごいところは、体のバランスを保つECSの中で、エンドカンナビノイドという大切な物質を分解してしまう酵素にも働きかけることです。

1. 幸せ物質を長持ちさせる「FAAH酵素」との関係

FAAH(ファー)という酵素は、「アナンダミド(AEA)」というエンドカンナビノイドを分解してしまいます。アナンダミドは「至福の分子」とも呼ばれ、気分を良くしたり、幸せを感じさせたりする働きがあります。

CBDは、このFAAH酵素の働きを「邪魔する(阻害する)」ことができるんです。これにより、アナンダミドがすぐに分解されずに、体の中で長く活躍できるようになります。その結果、私たちは気分が安定したり、ストレスを感じにくくなったりと、より快適に過ごせるようになるのです。

2. お腹の健康を守る「MAGL酵素」との関係

MAGL(マグル)という酵素も、もう一つの大切なエンドカンナビノイドである「2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)」を分解してしまいます。2-AGは、胃の健康を守ったり、腸の壁を強くしたりする役割があると言われています。

CBDは、このMAGL酵素の働きも「邪魔する(阻害する)」ことができます。MAGLの働きが抑えられることで、2-AGが体の中で増え、お腹の調子を整えたり、ストレスを感じた時に落ち着きを取り戻したりするのに役立つと考えられています。

CBDは「体の自然な力を引き出す」サポート役

CBDがFAAHやMAGLといった酵素の働きを抑えることで、私たちの体がもともと持っているエンドカンナビノイドの働きを、間接的に「底上げ」してくれます。まるで、頑張っている体に「もう少し頑張って!」とエールを送るようなものです。

CBDは、体のエンドカンナビノイドシステムを直接刺激するのではなく、このシステムの「分解」を遅らせることで、体の自然な回復力やバランスを保つ力をサポートします。だからこそ、CBDは副作用が少ないと言われ、安心して使える理由の一つになっているのです。

まとめ:CBDは「体の多才な助っ人」

ここまでお読みいただき、CBDがCB1やCB2といった有名なカンナビノイド受容体だけでなく、体の中の本当にたくさんの受容体や酵素と協力し合って働いていることがお分かりいただけたかと思います。痛み、不安、炎症、気分、睡眠、消化、骨の健康など、CBDはまるで「体の多才な助っ人」のように、様々な側面から私たちの健康をサポートしてくれる可能性があるのです。

私たちがCBDを使うことで得られる良い効果は、どれか一つの働きだけによるものではありません。たくさんの働きが協力し合うことで、より大きな効果を生み出しているのですね。

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